あるきろく20201231
2020年12月31日 あるきろく 都道をあるく(第14回)
年の瀬です。
大晦日です。
新型コロナウイルスの流行という、あまりにも大きな出来事にすべてを左右された一年でしたが、本当にあっという間に過ぎ去っていこうとしています。
そんな一年のあるき収めをすることにいたします。
今回は、東京都道・埼玉県道16号立川所沢線をあるきます。
都道16号線の起点は、日野橋交差点です。
今回は、JR南武線の矢川駅から甲州街道を西へ、スタート地点に向かいます。
頭上の標識看板の通り、日野橋交差点は、甲州街道は左折、新奥多摩街道は直進、右斜め方向に奥多摩街道、そして右方向に今回のターゲット都道16号線、ここからの道路通称「立川通り」が走る大きな交差点です。
なお、奥多摩街道は「あるきろく20200113 甲州道中をあるく(7日目)」にて向こう側から逆方向にあるいてきました。
今回はしっかりと起点ポストを写真に収めることができました。
実は数日前に車で通り、ここに起点ポストが鎮座していることを確認しておりました。
大寒波襲来の朝、フードをすっぽりと被り、所沢へ向けてスタートです。
中央線・南武線を線路の南側から北側へとくぐります。
中央線・南武線をくぐり、東橋交差点を左折した先の曙橋交差点です。
写真では奥方向が立川駅、左方向がここまであるいてきた都道16号線です。
日中はいつも賑わっている立川駅周辺ですが、こんなにも静かで、人気のない立川駅周辺は初めてです。
都道7号線、五日市街道と交差します。
「あるきろく20200723」でこの交差点を通過しましたが、写真には撮っていませんでした。
なお、20kmポストの写真と砂川七番交差点との間に当たります。
砂川九番交差点で写真を撮ったその足元に、距離ポストがあったので撮影しました。
玉川上水を渡る小川橋です。
写真では辛うじて見えますが、鬱蒼とした茂みに肉眼では川面が見えませんでした。
「あるきろく20200321」であるいた青梅街道を逆方向に、しばらく間借りしてあるきます。
1枚目の写真の左端に写っている距離ポストは、都道5号線の9kmポストです。
都道4号線と分岐する田無一丁目交差点からの距離です。
「あるきろく20200321」でも撮影したポイントです。
直線の続く青梅街道で、視覚的にも明らかな曲線が久し振りに現れたことを記しています。
「あるきろく20200321」では、タイミングよく通過する電車を撮影できましたが、今回は、手前の信号あたりをあるいているとき、電車が行ってしまいました。
残念ですが、踏切から線路を写すのでした。
しばらくの間、青梅街道を逆走しての道中でしたが、この交差点でお別れし、所沢へ向けて北上していきます。
ここから道路愛称は府中街道となります。
この府中街道の名前は、数十メートル先の小川町東交差点から府中に向けて都道17号線として南下します。
小川町西交差点を左折、北上を始めすぐに見つけました距離ポスト。
ここは8.3kmですが、ちなみに立川通りが青梅街道に合流する直前の距離ポストは6.5kmでした。青梅街道との並走区間は、およそ1.7kmと思われます。
この辺りは、西武鉄道の路線が複雑に絡み合っています。
たまにしか利用しない人にとって、効率の良い移動のための乗り継ぎを考えた時には、難易度の高い路線であるといつも感じています。
西武鉄道ホームページでその歴史を見ても、幾多の合併を経て今があることが分かります。
もう一つの都道5号線、新青梅街道と交差します。
この辺りの新青梅街道は、本家の青梅街道と比べ、道幅も広く、走りやすそうな道路となっています。
わずか15分の間に、西武鉄道の3路線(拝島線、多摩湖線、新宿線)と交差したことになります。
また、7:00に踏切を渡った西武国分寺線とは、小川町西交差点を左折して以来、ずっと200mくらいの距離を保ちながら並走しています。
この至近距離の中に、これだけの路線が詰め込まれていることからも、たまの利用者には難易度が高いと思うのです。
都道4号東京所沢線と合流する久米川町交差点に至る、最後の距離ポストは13.7kmでした。
「あるきろく20200315」10:40に訪れて以来の久米川町交差点です。
前回は、新宿三丁目交差点からここまでをあるいてきました。
前回あるいたときにはヘキサ標識ばかりに気持ちが行っており、距離ポストの存在などつゆほどもありませんでした。
したがって全く気付くこともなくあるいておりましたが、埼玉県との境に最も近い、すなわち都道4号線としての最後の距離ポストはこれで、その距離は24.2kmでした。
なお、都道4号線に合流して以来、都道16号線の距離を示すものは存在しませんでした。
柳瀬川を渡り、埼玉県に突入します。
これも前回は気付くことができませんでした。
まぁ、そもそもガードレールの裏側に鎮座しておりますので、余程興味をもって探さない限りは見つけられないのでしょうが。
足元の埋め込みはともかく、ポストのレトロ感が半端ありません。
「あるきろく20200315」では10:45にこの写真を撮影していました。
ここから金山町交差点を目指して埼玉県道4号線を進みます。
見つけてしまいました、距離ポストです。
これもまた、植込みとガードレールとの隙間に隠れているのを発見しました。
距離ポストには「9」という数字のみですが、県境からの距離は900mではないよなぁ…と思い、後ほど地図で確認しての推測は1.9km。
都道の距離ポストも、「km」の数字は小さく、「(100)m」の数字が大きいですので、そういうことかと自分を納得させるしかありません。
終点はもう目の前です。
ついに金山町交差点に到着です。
すると、ここでも前回は全く気付かなかった埼玉県道の終点ポストが。
それも、起点ポストとは違って、気付かない方がおかしいというようなあからさまなロケーションでした。
写真を見ると、左奥にもう一本、黄色いポストが見えますが…。
こちらもレトロ感満載の文字です。
ポストの文字を基に埼玉県道浦和所沢線を、そして先程の頭上の標識を基に埼玉県道179号線を検索してみましたが、経緯が複雑すぎてよく理解できません。
wikipediaによると「かつてはこの道路が浦和所沢バイパスとして指定されていたため、今でも幹線の至るところに当時使われていた浦和起点のキロポストが現存している」とのことです。
ということで、東京都道・埼玉県道16号立川所沢線のあるきろくはここまで。
スマートウォッチの計測によると、
時間:3時間21分
歩数:約 22,650 歩
距離:約 16.3 km
でした。
さて次は、都道17号線をあるきます、となるのですが、都道17号線は今回と同様に都県跨ぎの主要地方道、埼玉県道・東京都道17号所沢府中線であり、その起点は金山町交差点、すなわちここです。
よって、このまま折り返し、府中に向かってスタートします。
が、それは「あるきろく20201231②」にて。