あるきろく 〜お散歩日記〜

48歳おじさんの歩き録です

あるきろく20210925

2021年9月25日 あるきろく 都道をあるく(第28回)

 

またカラッとは晴れない日が続き、朝晩は涼しいというより冷え込むという表現の方がよくなってきた感じです。

昨日の晩「あるきにいっていいよ」との承諾が出ましたので、自宅に最も近い都道である41号稲城日野線を堪能することにいたします。

 

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10:06 春日神社バス停でバスを待つ

今日はスタート地点までバスでの移動です。
市跨ぎのため本数がさほど多くない(だいたい100分おき)聖蹟桜ヶ丘駅稲城駅のバスを待ちます。
春日神社を10:04に通過するバスを待ちますが、なかなか来ません。
その時間を利用して、パチリパチリと撮影です。

 

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10:34 旧川崎街道との合流地点と大丸交差点

10分ほどのバス移動、JR南多摩駅前で下車します。
南多摩駅からあるいて2~3分で、起点と思われる大丸交差点に到着です。
神奈川県道・東京都道9号川崎府中線でもこの辺りはあるいていますが、路面と植込みの中を、距離ポストを求めて丹念に探ります。
都道9号線の距離ポストはいくつかあるのですが、都道41号線のものはありません。
ちなみに1枚目の写真は、旧川崎街道との交差点で、小さく写る緑色の標識が目印になっています。

 

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10:39 新大丸交差点

ここで都道9号線とはお別れです。
東京都通称道路名の標識においては、ここまで都道9号線、ここから先が都道41号線の表示になっています。
そして交差点を越えてすぐ、ヘキサ第1号が聳え立っています。

 

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10:43 稲城市立病院

左手に稲城市立病院が見えてきました。
その手前には大丸公園。
その向こうには、米軍施設。
道路の反対車線側には産廃処理場や水処理施設など。
新大丸交差点を境に、人家が全くなくなります。

 

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10:58 米軍施設の注意書き

都道7号杉並あきる野線をあるいた際に、横田基地でも同じような看板を目にしました。
当然ながら米国人が書いたものでしょうか、改めて読んでみると、英語を習いたての中学生が忠実に直訳しました、的な日本語に仕上がっています。
学生の頃によく読んだ、宝島社のVOWを思い出しました。

 

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11:04 多摩市に突入します

ここで多摩市に入ります。
ちなみに多摩市はこの11月に50歳を迎えます。
さて、相変わらず左側は米軍施設、しかし右側にはゴルフ場が現れました。
正面に見えるトンネル状の屋根は、不意に飛んでくるであろうゴルフボール除け、であると思われます。

 

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11:11 連光寺坂上交差点

この交差点をサミットに、この先はジェットコースターの如く下っていきます。
休日の午前中には、サイクリストがこの坂を攻めにやってきます。
この交差点を左折すると、聖蹟記念館や都立桜ヶ丘公園、また某通信教育のCM(○ずが歌っていました)やドラマの撮影によく使用されるゆうひの丘があります。

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11:13 ここから先、絶景…

曇っているため写真では認識しづらいですが、この先、多摩川沿いから遠くは秩父連山方面まで、眼下に大パノラマが広がります。
ここから車歩分離となり、歩道は一段下がった位置になってしまいますが、車で走るととても景色がよく、それだけでご飯が3杯食べられます。

 

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11:15 少し下って、この景色

車道が壁になってしまいますが、それでも歩道からでも、この景色が拝めます。
晴れていれば、もっとクリアに見渡せるのですが…。

 

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11:20 車道と合流

ここで車道と合流します。
なお、ここを走る路線バスは、坂を上る方向は当然ながら高い位置の車道を走りますが、坂を下る方向はあるいてきた歩道と並行する側道を走ります。

 

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11:22 向ノ岡交差点

歩道橋の上から撮影しました。
正面バイパス、左本道です。
大型車両は直進しますが、路線バスはバイパスは通らず本道へと入っていきます。

 

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11:29 向ノ岡交差点付近の「俺は都道だ!」コレクション

バイパスに入ってすぐヘキサが現れます。
そして植込みの中に数カ月前に見つけた3.7kmポストを、改めて探し出して撮影です。
これだけを撮影して、交差点に戻り、本道に向かいます。

 

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11:30 本道の風情

犬の散歩などでよくあるくところですが、こうやって写真に撮ってみてみると、古くからある道だなぁ、という雰囲気が漂ってきます。

 

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11:35 春日神社バス停と4kmポスト

1時間半前にバスを待った春日神社バス停まで戻ってきました。
実はこのバス停、歩道橋の下にあります。
そして、この歩道橋の下には、あるきろく20200828番外編に登場した距離ポストが再度登場です。
そして、この距離ポストの表記は「4(km) 『都(道)』 41(号線)」であり、よくお見掛けする「4 主 41」ではありません。

 

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11:39 行幸橋交差点

都道18号府中町田線との交点である行幸橋(みゆきばし)です。
ここから新大栗橋交差点までは、都道18号線を逆行する形での重複区間となります。

 

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11:41 ヘキサ「18」

行幸橋から新大栗橋交差点方面です。
真っ直ぐに敷かれた新しい道(とはいえ50年くらいは経つのかな?)ですが、わざわざ作ったような窪みが存在します。
あるきろく20210121にも書きましたが、平行して流れる乞田川が蛇行していた名残で、それこそ目の前の窪みに川の流れがあったものです。

 

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11:44 新大栗橋交差点

左から、先ほど向ノ岡交差点で分かれたバイパスが下ってきます。
この交差点では「18」「20」「41」の3つの都道が集います。
あるきろく20200828番外編では、これら都道に囲まれたところをねずみ男に喩えましたが、この交差点はその頭頂部に当たります。

 

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11:46 都道20号線の4kmポスト

あるきろくでは何回目の登場でしょうか。
毎日通勤時に必ず通るところにある距離ポスト。
であるのに、あるきろくを始めてからその存在に気付いた距離ポスト。
数十m手前の新大栗橋交差点から、一ノ宮交差点までの1.5kmほどは、都道20号線との重用区間として進みます。

 

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11:53 聖蹟桜ヶ丘駅

アニメ映画「耳をすませば」には、この駅周辺から桜ヶ丘住宅地の風景描写がたくさん出てきます。
ということで、聖蹟桜ヶ丘駅の電車接近メロディは、その主題歌であるカントリー・ロード(1番線はAメロ、2番線はサビ)です。
個人的には、古畑任三郎以前の田村正和さんが出演されていたTBSドラマ「男たちによろしく」のロケ地であったことの印象が強く残っています。

 

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12:03 一ノ宮交差点

ここで都道20号線とは別れ、久しぶりの単独行動となります。
京王線と並行しながら、高幡不動方面を目指します。

 

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12:12 百草園駅

梅の花をはじめ、季節季節の花々が咲き乱れる庭園、京王百草園の最寄駅です。
とはいえ、百草園までは歩いて15分くらい、それもとっても急な坂道(→自転車で上ることはまず不可能!)を上り続けての行程となります。
しかし、だからこそ、その見晴台からの眺めは絶景です。
ちなみに、小学生の頃によく、裏側にあった造成中の崖側からこっそり園内に侵入して、四季の移ろいを堪能していました。ごめんなさい。

 

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12:15 お久しぶりの距離ポスト

都道41号線の距離ポストとしては、行幸橋手前の4.1kmポスト以来、2.7kmぶりです。

 

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12:31 高幡交差点

頭上にはモノレールの近未来ポイント、高幡交差点です。
モノレールの開通以前、開通以後では、高幡不動を中心とする交通体系にはだいぶ大きな変化が生じました。もう20年経つのですね。

 

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12:47 高幡不動尊

一旦、高幡不動駅の駅ビルに立ち寄りトイレ休憩をしたため、少し時間がかかっての高幡不動尊です。
駅前から参道をあるけば近道にもなり、雰囲気も味わえたのですが、都道41号線をきれいにトレースしなくてはなりませんので、経路をはずれた地点に戻ってからの高幡不動尊でした。

 

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12:56 高幡橋南交差点

直進方向は都道173号線となって、引き続き京王線と並行して高尾方面に向かいます。
都道41号線はここで右折し、京王線を跨ぎ、浅川を渡り、甲州街道に向けて北上します。

 

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12:59 京王線を跨ぐ

この後、高幡不動駅を13:00に発車する特急新宿行きです。
この橋を潜ってすぐ、高幡不動駅に滑り込みます。

 

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13:00 浅川を渡ります

高幡橋を渡った先では、都道41号線は左にカーブします。
真っ直ぐ進む道の方が、後からできた道で、幅も広くきれいです。
浅川の堤防上の道は、20190519あるきろくで浅川を源流までたどった際に通りました。

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13:09 日野郵便局南交差点

現・国道20号線と交差します。
左折方向には、土日や年末には途轍もなくごった返す某鮮魚店があり、その先には壁のような急坂が聳え立ちます。
高低差は30mくらいあるようです。

 

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13:18 中央自動車道を潜ると

中央自動車道の下に「銃猟禁止区域」なる古めかしい看板がありました。
数十年前ならいざ知らず、令和の時代に、ここで猟銃で獲物を狙うハンターが要るとは思えず、何のために立っているのか不思議でなりませんでした。
いま「銃猟禁止区域」を検索してみたら、いまでは法律改正を受け「特定猟具使用禁止区域」と言うらしく、東京都の都市部のほとんどがその区域として指定されています。
そして、多摩川沿いには「鳥獣保護区」が指定されていて、ちょうどこの都道41号線がこの両者を分ける位置にあることが分かりました。
つまり、道路の右手は「鳥獣保護区」、左手は「特定猟具使用禁止区域」であり、それを示すための看板ということのようです。

 

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13:22 日野第一小東交差点

頭上の標識を見ると、この先の交差点は丁字路です。
ぶつかる通りは都道256号線の甲州街道です。

 

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13:26 川崎街道入口交差点

10.9kmポストを見つけてすぐ、川崎街道入口交差点において甲州街道に合流です。
20200113 あるきろく 甲州道中をあるく(7日目)で通って以来です。
ここを左に曲がってすぐ、日野宿本陣があります。

 

 

ということで、本日のあるきろくはここまで。

スマートウォッチの計測では、

 時間:2時間50分

 歩数:およそ16,300歩

 距離:およそ11.8km

でした。

 

さて次は、都道43号立川東大和線です。
起点・終点ともに、電車の駅から離れているのかな…。
距離は長くないですが、そういう意味では少し大変かもしれません。

 

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【おまけ1】日野宿交流館(日野市観光案内所)

立ち寄って、いろいろな資料を拝見しました。
甲州道中(それも旧道)の地図を地元の方々で編集したというリーフレットがあり、区間は限定されるものの、すごく詳しく表されていました。
以前はここには置いていなかったそうですが、これを先に手に入れていれば、甲州道中のあるきろくも、もう少し充実したものになっていたかもしれません。

 

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【おまけ2】日野宿本陣

1枚目の写真は、日野宿交流館の前から道路越しに撮影したものです。
2枚目はその重厚な門構えをパチリ。
4枚目は、天皇の足跡を記す石柱です。
20200113あるきろくでは、道路越しの撮影しかしませんでしたので、1年8ヶ月の年月を経て、その内部を見るに至りました。