あるきろく20201108
2020年11月8日 あるきろく 都道をあるく(第12回)
お久しぶりのあるきろく。
今回は、西新宿を起点として府中方面へと向かう都道14号線をあるきます。
スタートは山手通りから方南通りとして分岐する清水橋交差点です。
最寄駅は都営地下鉄大江戸線の西新宿五丁目で、地上に出て2~3分あるいて到着です。
清水橋交差点で起点ポストを探しましたが見当たらず。
次に、川も流れていないのに何故「清水橋」なのかが気になり、周辺をキョロキョロ。
橋のモニュメントを見つけ、撮影。
1960年過ぎまでは神田川支流の和泉川が流れていて、本当の橋が架かっていました。
昔の写真(地理院地図/1945~1950の航空写真)には、はっきりと写っていました。
起点ポストがなく不安な気持ちでのスタートでしたが、本日初めての距離ポストに出会いました。
校門から数十メートル先のバス停「東大附属」に1kmポストがありました。
校門前を5:55に通過、1kmポストは5:57の通過です。
東京メトロの中野車両基地です。
車両基地の中野検車区と、車両工場の中野工場から構成されるそうで、ものすごく広い敷地にたくさんの車両と建物がありました。
日曜日だったことも幸いしました。
都心から郊外に向けてのあるきろく恒例の環七通りです。
ここから環八通りとの交差点まで、今回はどれくらいの時間がかかるでしょうか?
平安時代中期の武将、源頼義により1063年に建立された神社で、「東京のへそ・子育厄除八幡さま」として親しまれているそうです。
この交差点で井の頭通りと出会い、しばらくの間一緒に北西方向へ進みます。
吉祥寺付近では井の頭通りは都道7号線支線であることは、これまでも何度か触れてきましたが、この辺りでは都道413号線を名乗っています。
ちなみに2枚目の写真は、井の頭通りからあるいてきた道を振り返っての写真です。
ここで都道413号線とはお別れして、名称も人見街道となり、西へ向かいます。
恒例の「環七→環八」時間ですが、今回は40分でした。
都道3号線は39分、都道4号線は42分でした。
久我山駅の脇で踏切を渡ります。
写真には収めませんでしたが、富士見ヶ丘駅寄りの井の頭線と神田川との間には、沢山の電車が停泊していました。
本日の最難関ポイント、牟礼橋です。
上北沢駅入口交差点で国道20号線と分かれた放射5号線は、都道14号線バイパスでもあるのですが、玉川上水にかかるここ牟礼橋で合流します。
ただし、合流の仕方が地図を見ただけでは良く分からないポイントなのです。
地図で見る限り、車道同士は合流していないように見え、都道14号線はどのように引き継がれるのか、と不思議に思っていました。
都道検索システムの地図でも、人見街道と放射5号線の両14号線は交わりません。
そして、人見街道における都道14号線は御嶽神社の手前、信号機まで至らずに途切れており、そこから都道110号線に変わっています。
地図(都道検索システム)ではこの辺りで110号線に変わるのですが、何もそれを示すものはありません。
向こうに見える信号機の位置や、右側へ向かう道(と記しましたが、その先は民家の敷地に入るシャッターがありました)との関係から、この辺りと推測する限りです。
時間が前後しますが、先に信号機の向こうにあるバス停まで行って、何かないかと探しました。すると、御嶽神社バス停の足元に距離ポストを発見しました。
都道110号線の9.2kmポストでした。
都道110号線は14号線とは逆方向、つまり府中からこの牟礼橋付近14号線との交点までを、ほぼほぼ人見街道として走る路線です。
少しだけ違和感があったのは、これまで距離ポストは、すべて起点から終点方面に向かって左車線側にあったのですが、110号線としてみるならば右車線側にあることです。更には、14号線のこれまでの距離とほぼ同じであることからも、14号線と110号線の境界がどこなのか、14号線として人見街道から放射5号線・東八道路への接続がどうなっているのか、などなど分からないことだらけで、この辺りを10分以上ウロウロしてしましました。
さて、そろそろ前に進むことにします。
祭神は菅原道真公であり、もとは野川村天神山に鎮座していたものを、寛永16年(1640年)に当地に遷座しました。現在の社殿は、昭和32年改築のもののようです。
10.1kmポストがありました。
東八道路に移ってからは初めての距離ポストです。
都道117号線は、起点が世田谷区内の国道20号線交点、そして終点をこの交差点とする道路です。なお、吉祥寺通りの名称は、この交差点を挟んで、三鷹の森ジブリ美術館や井の頭恩賜公園を通り、さらには吉祥寺駅前を経て青梅街道へと至ります。
あるきろく20200924、都道12号線を調布から田無へ向かう際に通りました。
9:46に同じ角度で写真を撮りました。
都道14号線とは切り離すことのできない、人見街道、都道110号線と交差します。
人見街道は府中方面から野川公園の南側に沿ってここに至り、三鷹方面へと進みます。
緩やかに右にカーブを曲がると、奥にはきれいな山並み、道路の両側には緑から紅葉に変わりつつある樹木が連なっていました。
とてもきもちのよい風景です。
久し振りにヘキサ標識と出会いました。
都道11号線をあるいたとき、都道3号線との重複区間でお会いして以来です。
多摩地域に住む方であれば、誰もが一度は来たことがあるであろう府中運転免許試験場。その南側には、有名な物故者も多く眠る多磨霊園があります。
そして、ここに16kmポストがありました。
14分で2本目に出会いました。
このあともまだ会えるのでしょうか…。
17kmの距離ポストを越えてすぐ、都道15号線との交差点である前原交番前交差点に到着しました。
次回のあるきろくは、この都道15号線を府中市の八幡宿交差点から清瀬市に向けてあるくことになります。
都道14号線はこの府中栄町三丁目交差点では、立体交差により都道17号線である府中街道と、おまけにJR武蔵野線をくぐります。
地上の交差点では、南北に走る府中街道と丁字路として交差します。
立体交差は歩行禁止ですので、丁字路交差点で横断歩道を渡り、武蔵野線のガード下をくぐって向こう側に進みます。
こんな感じの歩道が設けられています。
トンネル内の蛍光灯にも、都道14号線の管理ステッカーが貼ってありました。
本日3本目のヘキサ標識です。
お祭り認定とまではいきませんが、見つけるたびにテンションが上がりますね。
都道17号線バイパス、「新」府中街道との交差点です。
現在完成している東八道路としては、ここまでとなります。
今日は、この先国立府中インター入口交差点まで、道路予定地を追いかけます。
西原町一丁目交差点から1,300m向こうの国立府中インターチェンジ入口交差点までが事業予定地となります。衝立の向こう側には、すでに車が走れそうなスペースが広がっています。
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/content/000007415.pdf
少々古い資料ですが、東京都北多摩南部建設事務所の事業概要説明会資料が見つかりましたので、URLを貼付します。
一枚目の写真は、東八道路方面を眺めたものです。
この地図をじっくり見ると、西原町一丁目交差点から、何も建物がない空白地帯が道路形状になって表現されています。
写真からは除いていますが、ポツンポツンと家屋が残っています。
JR南武線を越えるためのアプローチ部分です。
国立府中インター入口交差点に到着しました。
都道14号線としては、事業計画区間も含め、ここが終点になります。
歩道橋の上から、事業計画地を望みます。
東八道路は「東京八王子線」として、この先、国道20号線日野バイパスを抜け、圏央道の高尾山ICにまで至る都市計画道路です。この計画自体は、昭和21年(1946年)に決定したとのことで、70年以上経った今もなお継続中の壮大な計画事業になっています。
ということで、本日のあるきろくはここまで。
スマートウォッチの計測によると、
時間 : およそ4時間半
歩数 : およそ36,000歩
距離 : 25km弱
でした。
次は、都道15号線をあるきます。
先ほど交差した際にも記しましたが、旧甲州街道上にある府中市の八幡宿交差点から、清瀬市に向けてあるきます。